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相手のよさを引き出す「取材のコツ」

エディターズブログ 2015.06.05 (金) 5:00 PM

 

 こんにちは、本の種出版・編集部のAです。

 

 本の編集という仕事をしていると、取材におもむくことがあります。

 インタビュー記事の作成を目的にした取材、企画のベースをつくるために専門家の意見を伺う取材など、さまざまです。

 資料を調べて材料を集めることも、取材の範囲に含まれますが、ここでは、「人の話を聞くこと」に限定して、考えてみたいと思います。

 

 乏しい取材経験を通じて、自分なりに学んだこと。それは、「どう、取材対象者のよさを引き出すか」ということです。

 取材を受ける人は、必ずしも、取材に慣れているとは限りません。取材するこちら側が緊張するのと同じように、相手側も緊張します。

 そして、言葉で物事を表現することが苦手な人も、もちろんいます(私自身もそうです)。

 そうした人たちが取材対象者になったとき、相手のよさを引き出す、つまり、より的確なコメントを引き出すためには、いろいろな工夫が求められるのです。

 

 まず、できるかぎり、取材対象者の背景を調べておくこと。どんな経歴をたどり、いま何をしているのかといったことをまとめておき、事前にいくつかの質問を用意しておきます。

 次に、取材をどう展開させるのかを、念頭に置いておくこと。一番聞きたいことから質問するのではなく、場の空気を少しなごませてから、ゆっくりと核心部分に迫っていくことが大切です。

 こちらが構えずに、自然体で接していくことで、取材者も取材対象者も、だんだんと緊張感がほぐれていきます。

 

 ただ、いろいろと事前に準備をしていても、すべてが思ったとおりに運ばれていかないのが、取材のまた面白いところ。人と人とのコミュニケーションのうえに成り立っているからこその面白みが、そこにはあるのではないでしょうか。

 取材の話は、機会があれば改めて取り上げてみたいと思います。