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『バクバクっ子、街を行く! 人工呼吸器とあたりまえの日々』編集後記

エディターズブログ 2019.07.24 (水) 4:46 PM

 

 始まりは、2年前のある賞の授賞式。

 受賞者スピーチのバックに流れた映像が目に残った。

 電車1両分をほぼ埋めるストレッチャーの列!

 バクバクの会のメンバーの外出風景だった。

 

 「呼吸器をつけておもてへ出よう!」

 

 それは発足10周年記念ビデオのタイトルであり、会の一貫した主張でもある。

 授賞式会場で大塚会長に声をかけ、そして、会員6人による分担執筆が実現した。

 

 障害者が支援の対象としてだけでなく、意思の表出者、実現者として尊重されることは、ようやく法制化はされた。が、しかし……、とこの文脈でいけば単なる嘆き節。

 

 人々の偏見や差別意識、制度の不備を指摘することだけでは、ことは進まないよ、バクバクの会はそう教えてくれていると思う。

 

 軽やかに楽しげに、街へ出よう!

 その姿を見ることで、人々は知ることができる。

 誰にも大切にしたい思いがあることを。

 

 「糸賀一雄記念未来賞」は、そうした会の長年(約30年)の実践を称えてのもの。見ている人は見ているんだな。そうして、社会は、あとからついていくんだな。

 

 

追記:「糸賀一雄記念未来賞」つながりの別企画も進行中。出会いに感謝!

 

 

(本の種出版・編集部K)