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いざ、距離感の只中に

エディターズブログ 2018.12.25 (火) 2:44 PM

 

 単に2018年を振り返るだけでは、年が明けたときに、あっという間にその文章は古びてしまう。

 

 だから2019年を迎えてからも、読んで頷けるものを残しておこう。

 

 と、キーボードに指を置いたあとでひとしきり考え、今その続きを打ち込んでいます。

 

 

 

 いろいろな事情やタイミングが重なり、2018年は春先に2冊の本を刊行しただけで終わってしまいました。

 

 忸怩たる思いにとらわれつつ、とはいえ決して、後ろ向きになる理由もありません。

 

 時間の許す限り、これまで足を運んだことのなかった場所へ赴き、(これが本当に心の底から一番苦手な)初対面の人々と言葉を交わし、水面下で「次の一手」の準備を進めています。

 

 

 

 デスクを離れて外に飛び出せば、全く想定していなかった出会いにも恵まれます。一期一会の尊さめいたものを、ずいぶんと久しぶりに実感できた時間でもありました。

 

 それは、偶然に顔を合わすことのできた人と、その後の人生で再び出会えるかどうかは、誰に保証できるものでもないからです。

 

 

 

 本当に個人的な、感覚的な部分の話として、人と人の関係には、ある程度の距離感というものが必要なのではと、常々思っています。

 

 出会いがあれば別れがある、その連鎖のなかに関係性は生まれてくるもので、ふとしたときにその人のことを思い出し、自分にとってどのような存在だったんだろうと想像することが、人生のレンジをちょっとだけ広くさせてくれる気がします。

 

 

 

 そして、自分にとって大きな存在であるがゆえに、今は会うべきタイミングではない、という人もいます。

 

 直接顔を合わせて再び言葉を交わすのは、こちらが何かしらの「結果」を出したときだろうと。それまでは顔向けができない、というわけでもないのですが、少しばかりの意地とプライドが、伸ばしたくなる手をやんわりと、まだその時じゃないよと押しとどめています。

 

 

 

 あと何年かして振り返ったときに、2018年が、節目として意味のある年だったと思えるように。それが、リアルタイムで抱き続けていく2019年の目標です。

 

(本の種出版・編集部A)