ホーム > お知らせ一覧 > 新レーベル『ミライのパスポ』第1弾! 難波寿和さんの単著『こちら、発達障害の世界より―生きやすく生きることを求めて』2019年12月16日に刊行
新レーベル『ミライのパスポ』第1弾! 難波寿和さんの単著『こちら、発達障害の世界より―生きやすく生きることを求めて』2019年12月16日に刊行

2021.05.18  更新

混沌としたミライを渡っていくための、本という名のチケット。

本の種出版・新レーベル『ミライのパスポ』、はじめます。

これから先の未来をどのように生きていけばいいのか、

明確な針路が見えにくくなっている今。

 

1人の著者の手になる1冊の本を通じて、その生き方や考え方が、

読む人にとって自分自身の歩みを、社会の行く先を見通すヒントになるような、

思考の〈よすが〉になるレーベルを刊行することを決めました。

 

根底にあるのは、

「人の数だけ、思い描いている生き方や、社会のあり方がある」という思いです。

 

このレーベルでは、こうでなければならない、

こうしなければいけないという「常識」から、

ちょっとだけ距離を置いてみたいと思います。

 

答えを明示することを目的とするのではなく、

レーベルの1冊1冊を通じて、読む人が今を生きるための最適解を探していける、

そんな旅の伴走者になることをめざしています。

 

声高に何かを主張するのではなく、

何かしらのコア=「核」をもつ著者だからこそ伝えることのできる、

そんな本を届けていきます。

 

◆本の紹介◆


レーベルの第1弾として贈るのは、

発達障害(自閉スペクトラム症)の当事者であり、心理士:支援者でもある、

島根県を拠点に活動する難波寿和(なんば ひさかず)さんの単著です。

 

30歳で自閉スペクトラム症と診断され、うつ病の当事者ともなった難波さんは、

自らの過去と現在を、時にシリアスに、時に軽妙な語り口を交えて描き出します。

そこに映し出されているのは、「あり得ないことがあり得る」発達障害特有の世界。

 

幼少期から学生時代を経て、心理士として働くようになる過程で直面した数々の困難。

そして、絶望と再起の先に見いだした「当事者としてのボクと支援者としてのボク」。

 

ふたつの立場を生きる人間だからこそ抱いている〈信念〉に基づき、

発達障害の世界と、生きづらさを生きやすさに変える術を伝える、

清冽な自叙伝です。

 

こちら、発達障害の世界より―生きやすく生きることを求めて

著者     難波寿和

◯定価     1,870円(本体1,700円+税)

◯ページ数   256ページ

◯判型     四六判

◯製本     並製

◯発売日    2019年12月16日

◯ISBNコード  978-4-907582-20-3

◯Cコード    0036

 

 

◯もくじ

はじめに

 

第1章 生きやすく生きられない―発達障害と診断されるまで

 ボクの世界について

 Ⅰ パニックの世界

 Ⅱ 見通しのなさと不安の世界

 Ⅲ 多動・不注意・衝動性の世界

 Ⅳ 感覚の世界

 こんな大人が、できちゃいました

 

第2章 当事者であり支援者―ふたつの立場で働く

 診断が下りてから、再び働き始めるまで

 ふたつの立場をもつ支援者として

 支援者として使っている手法

 

第3章 ボクの生きやすさ改善術・障害受容―オモロイ世界に向けて

 ボク的生きやすさとは

 ストレス対処編

 社会スキル編

 不注意・衝動性の対策

 自己努力もしつつ他者援助に頼る

 

第4章 あなたへの手紙―全ては当事者のために

 パニックの世界にいるあなたへ

 見通しのなさと不安の世界にいるあなたへ

 多動・不注意・衝動性の世界にいるあなたへ

 感覚の世界にいるあなたへ

 あなたへ伝えたいこと

 当事者からのメッセージ

 ボクからのメッセージ

 

おわりに――「ありがとう」をあなたに

 

 

●著者紹介

難波 寿和(なんば ひさかず)

1982年岡山県生まれ。兵庫教育大学大学院・学校教育研究科障害児教育専攻を修了後、福祉施設で心理士として勤務。2012年に自閉スペクトラム症と社交不安障害、その後、うつ病と診断され休職。心理士という専門職として働き続けていくために、自身の障害や疾患を開示したうえで周囲のサポートを受けながら、島根県を拠点に療育やカウンセリング、家族支援に携わっている。「発達障害児者支援サービススモステABA」代表、「山陰発達障害当事者会スモステの会」代表。全国各地での講演活動にも努める。2016年に初の単著『14歳からの発達障害サバイバルブック 発達障害者&支援者として伝えたいこと』(学苑社)を刊行。

 

●イラストレーター紹介

Tokin(トキン)

本書の装画と本文イラストを制作。解離性同一性障害と双極性障害の当事者であり、「心理とおとぎ話」をテーマに漫画・水彩画を描く。2018年に初の単著となるコミックエッセイ『実録 解離性障害のちぐはぐな日々』(合同出版)を刊行。2021年公開の『おしえて北斎! -THE ANIMATION-』では美術監督・背景を手掛ける。 

 

 

 

▽『こちら、発達障害の世界より』について、

 本書冒頭の1~23ページ(PDF)をウェブサイト上に公開しました。

 下記の画像をクリックすると、サンプルページに飛びます。

 『こちら、発達障害の世界より』1~23ページ

 

 

▽朝日新聞・島根版の「元気力」で、難波さんが定期的にコラムを執筆中。

 朝日新聞デジタル―地域―島根―「元気力」

 

◆メディア掲載情報◆


発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」の

 BOOKガイド(今月のBOOK/2020年1月21日付)で紹介されました。

 ユーザーの声をもとにつくられた本や先輩ママ、弁護士の著書など

 ――日々の支援や子育てについて改めて考えたいときに読む4冊

 

 

山陰中央新報の本紙とウェブサイトで紹介されました。

 (本紙では2020年1月29日の地域23面)

 (ウェブサイトでは「山陰のニュース」→「島根ワイド」/2020年1月29日付で公開)

 生きづらさ和らげたい 発達障害の心理士が自叙伝出版

 

 

朝日新聞の本紙と医療サイト「アピタル」で紹介されました。

 (本紙では2020年2月1日の山陰版19面)

 (アピタルでは2020年2月1日付で公開)

 あなたはあなた、それで十分 発達障害の心理士が著書

 

 

▽発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」の連載、

 「すてきなミドルエイジを目指して」第4回に、

 難波さんのインタビューが掲載されました(2020年12月20日付で公開)。

 ASD当事者であり支援者。自身の特性をオープンに「生きやすく生きる」を支援

 

◆オンラインショップ◆


下記店名をクリックすると、ショップのページが開きます(五十音順)。

 Books&Cafeドレッドノート(東京都江東区平野)

 

◆レーベル続刊予告◆


2020年春に刊行予定の『ミライのパスポ』第2弾は、東京・赤坂の選書専門店「双子のライオン堂」の店主である、竹田信弥さんの単著『めんどくさい本屋 100年先まで続ける道』です。

 

なぜ竹田さんが「本屋」や「文学」という道を選んだのか、なぜ本屋の店主であるのと同時に複数の仕事を抱える生き方を選んでいるのか。そして双子のライオン堂にはどんな人たちが集まり、どのような場が自然と築かれているのか――。

 

これまでの本屋本とは一線を画し、本屋を開く・続けるためのハウツー本やガイド本ではなく、曲がりくねった道を迷いながらも進んでいる、ひとりの青年の「めんどくさい」歩みを伝える、人生そのものの本を贈り出していきます。